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「未来のミライ」細田守監督の最新作レビュー

「未来のミライ」細田守監督の最新作レビュー

細田守監督が手がけるオリジナルアニメーション

7月20日に上映開始された映画「未来のミライ」を早速観てきましたので、鑑賞後に私が感じたことをレビューしてみたいと思います。

概要

『時をかける少女』『サマーウォーズ』『おおかみこどもの雨と雪』『バケモノの子』―
次々に大ヒットアニメーション映画を生み出し、国内外で今もっとも注目される映画監督・細田守。最新作『未来のミライ』で挑むのは、 甘えん坊の男の子“くんちゃん”と未来からやってきた妹“ミライちゃん”が織りなすちょっと変わった「きょうだい」の物語です。

あらすじ

とある都会の片隅の、小さな庭に小さな木の生えた小さな家。

ある日、甘えん坊の“くんちゃん”に、生まれたばかりの妹がやってきます。
両親の愛情を奪われ、初めての経験の連続に戸惑うばかり。
そんな時、“くんちゃん”はその庭で自分のことを「お兄ちゃん」と呼ぶ、
不思議な少女“ミライちゃん”と出会います。

“ミライちゃん”に導かれ、時をこえた家族の物語へと旅立つ“くんちゃん”。
それは、小さなお兄ちゃんの大きな冒険の始まりでした。

待ち受ける見たこともない世界。
むかし王子だったと名乗る謎の男。
幼い頃の母との不思議な体験。
父の面影を宿す青年との出会い。

そして、初めて知る「家族の愛」の形。

さまざまな冒険を経て、ささやかな成長を遂げていく“くんちゃん”。
果たして、“くんちゃん”が最後にたどり着いた場所とは? 
“ミライちゃん”がやってきた本当の理由とは―

それは過去から未来へつながる、家族と命の物語。

絵本のような素敵な世界観がよかった

この作品はキャラクターに強烈な個性もなく、どこにでもいるような人とどこにでもあるような家庭を描いた物語でした。

なんの前触れもなく、急に現れた「妹」にお母さんやお父さんの愛情を全部持っていかれてしまったくんちゃん。

私にも兄弟がいるため、自分に構ってくれないことの寂しさが痛いほどよくわかりました。

せっかく家族揃った休日なのに「私はいかない!」と突っぱねてしまう気持ち。そのあと本当に置いていかれてしまい悲しくなる気持ち。

「うんうん、そうだよね。わかる〜」

と共感しながらくんちゃんのわがままな行動をみていました。笑

日常的な物語かと思いきや、急に場面が変わって違う世界?に移動しているのには驚きましたが、パラパラと絵本を見ているような気分になりとても面白かったです。

ストーリー性を求めると少し物足りなく感じるかも

あっと驚く展開や起承転結のあるしっかりしたストーリー展開を期待して見ると、退屈に感じるかもしれません。

場面の切り替わりは何度かありますが、冒険のようなドキドキワクワクという展開はあまりないように感じました。

現在、映画.comの評価は★2.4くらいで、好みは人それぞれだと思いますが、ちょっと低すぎる。

くんちゃんの声がどう聞いても4歳には聞こえなかったのが少し残念でした。(どうしても中学生くらいの女の子に聞こえる…)

作品自体にはいろんな意味が込められているんだろうなと思いましたが、それを解釈するのが難しいかもしれません。

どこにでもある家族ですが、それは世代を超えて繋がっているという描写がいくつかあったり。

どうやって未来からミライちゃんがきたの!?みたいな具体的な話は全然出てきません。

山下達郎さんのテーマ曲は優しく暖かい音楽だった

「ミライのテーマ」はあまり印象的なフレーズもなく、ずっと頭に残るような音楽ではありませんでしたが、すっと心に入って浄化してくれるような優しさを感じました。

まとめ:心を癒された映画

感じ方は人それぞれだと思いますが、私はこの映画でクスッと笑ったり、そうだよねと共感したり、たくさん心を動かされウキウキした気持ちになりました。

めっちゃ面白かった!サイコー!という感じではなく、

はぁ〜…よかった。という満足感。

現実とはかけ離れた内容で、なぜそうなるの?という説明も全くないので、子供の妄想をそのまま映し出したような作品だと思われるかもしれませんが、

くんちゃんの感情や行動で自分の小さい頃を思い出し、とても優しい気持ちに包まれました。

気になった方はぜひ劇場に足を運んでみてください。