10年使用したペンタブから液晶ペンタブに乗り換えてみた
高校生の時、バイトして貯めたお金で購入したワコムのペンタブ「Intuos 4」。
まだ問題なく使用できていましたが、10年という節目を迎えたため、液タブに乗り換えてみることにしました!
購入したのはワコムではなく、HUIONという初めて聞くメーカーの液晶ペンタブレットです。
HUION|中華タブレットメーカー
HUION(フイオン)は、中国に本社を置くグラフィック関連企業です。
ペンタブ、液タブ、トレス台などを製造し、日本でもAmazonなどで購入することができます。
液タブを買おうと思ったらまずワコムが上がってくると思いますが、国内ブランドで質もいいため値段は高めです。
私は予算10万円で20インチくらいの大きな液タブが欲しかったため、ワコムだと予算オーバーになってしまいました。
その点、HUIONは同じサイズでもワコム比べると半額以下で購入することができます。
びっくりするくらい安い!
液晶ペンタブレット「GT-191」
そして私が購入したのは、HUION製19.5インチの液晶ペンタブレット「GT-191」です。
このサイズで、6万以下で購入することができました!
性能をワコムとHUIONで比較してみた
ワコムと比べるとかなり安いのですが、その分性能は気になります。HUION製とワコム製品の性能を比較してみました。
比較対象は20インチ前後の各液晶タブレットです。
製品名 | HUION GT-191 | ワコム DTK-2200/K1 |
---|---|---|
液晶サイズ | 19.5インチ | 21.5インチ |
解像度 | フルHD(1920×1080) | フルHD(1920×1080) |
筆圧 | 8192レベル | 2048レベル |
最大表示色 | 1670 万色 | 1677万色 |
価格 | ¥ 54,999 | ¥ 191,800 |
※価格はAmazonを参考にしました。
数字的にあまり差はないように感じますが、筆圧レベルはなんか違うなぁというのがわかります。
HUIONのGT-191は描いた感じ、ペン先の沈みが結構あるなと感じました。
またワコムのペンは充電がいらないのに対し、HUIONのペンはケーブルで充電する必要があります。おまけでもう1本ついてきたので充電の手間は全然ありませんが、やはり見た目はちょっと安っぽいかな?という印象でした。
液タブを買ってよかったところ
ペンタブより慣れやすい
まず描いてみて思ったのは、手元を見ながら描けるのでとても描きやすいということでした。
ペンタブを使い始めた頃はPCの画面を見ながらの作業に慣れるのに時間がかかっていましたが、液タブは手元を見ながら作業ができるのでそれがありません。
また液タブは角度の調整が可能です。斜めで描けるの?と思っていましたが、少しの角度なら描きやすいと思いました。
マルチモニタとして使える
液晶タブレットは、タブレット自体にソフトが入っているわけではありません。
PCに繋いでマルチモニタとして使っているため、メインの画面で参考イラストを開いたまま作業でき、作業スペースを広々使うことができます。
ペンタブの時はPCの画面に作業スペースと参考イラストが一緒にあったので、イラストを描くスペースがとても狭かったです。
20インチくらいの液タブを選んで本当によかったなと思いました。
安いせい?残念だったところ
描いていると画面が熱くなる
私は1時間くらい液タブをつけていると、じんわりと画面が熱くなっているのを感じました。
HUION製ではない液タブを使用している友人はそんなことないと言っていたので、これは安いからなのか…
HUION製全てがそうだとは言い切れませんが、熱を持つことがあるというのも理解していた方がいいかもしれません。
色味が微妙に違う
パソコンと違うモニタなので仕方がないことですが、やっぱり色味は違います。
液タブの設定で多少いじることはできますが、それでもパソコンの色味と比べると若干彩度が低く色あせて見える感じがしました。
最終的な色味の調整はパソコンの画面でした方が良さそうです。
配線位置が不便
HUIONのGT-191は配線が下にあります。
たまに足に絡まってブチっと抜けてしまうことがあります。
これは一番不便だったところでした。
結果:HUIONの液タブはコスパがよかった!
最大のメリットはやっぱりコスパの良さ!
残念だったところもありましたが、6万以下で19インチの液タブが使えるなら全然許容範囲でした。
Amazonの口コミ評価も★4以上ととても高く、かなり優秀です。
同じサイズのワコム製品は倍以上の値段がするので、ワコムは買えないけど液タブは欲しいという方には超おすすめできる商品だと思いました。
19インチは大きすぎるという方は、少し小さめのサイズも検討してみてはいかがでしょうか。